代表取締役 唐津 自己紹介へ

孤独について ~航海2876日目~

2023/02/19(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの7回目です。

いやあ、春といいつつまだ雪がチラついたり季節の合間って感じですね。

 

何を隠そう私、今流行りのインフルエンザにかかりました。

 

朝起きて、鼻水出るなあ、でも熱は平熱。

夜になって鼻水止まったなあ、念のために熱計っておくかと38度。

そこから怒涛の発熱で39度後半。

正直、そんなしんどくはなかったです。

節々が痛いといえば痛い、食欲も無いといえば無いという感じでした。

(全体的な痛覚に鈍いのです)

 

あと、、なんでしょう。

高熱出すと人って髪がパサつくんですね。

本当どうでもいいですけど。

 

で、せっかくの連休がパーになり、休み明け病院に行ったら陽性ですよと。

インフルエンザになると最低5日間、解熱から2日経ってからと学校では

決まっているのですが、社会人はそういった指針はないと説明を受けました。

とはいえ、周囲に迷惑かけてはいけないのでしっかりそのルールに

のっとって、おとなしくしてました。

 

とはいえ日頃からリモートワークの比率が高いので

いつもと変わらんやんといえばその通りです。

 

というわけで、、、

今年のバレンタインみんなが甘いチョコを食べてとろけてた頃、

賞味期限切れの納豆を食べて、ただただ寝てましたとさ。

 

それがなにか?

 

 

さて本題。

孤独についてです。

 

経営者あるあるで「経営者って孤独だよね」っていうのがあります。

 

だから寂しいよね。

従業員に相談出来ない話ってあるよね。

家族にも仕事の話はあまりしたくないな。

近くの経営者にも相談しにくいな。

じゃあ、夜の街に行ってお金払ってプロに話聞いてもらうか。

みたいな。

 

まあ、健康とお金が続くのであれば、それも否定はしませんが

そういった飲み方はしないタイプです。

相談できる人も、居場所も有難いことにあるので、、、

 

それと、そもそも論。

お酒は楽しい方が好きなのです。

 

もとい!

個人でも経営者でも孤独って避けられないものではあります。

 

創業した当初、まさに経営者の孤独を痛感しました。

経営者には人事権、決定権があるわけで、

生殺与奪が出来る立場とそうでない立場で

相談出来ないことがあるのは当然のことで、

社長になりたくてなったタイプではないので、

当時そこは思っていた以上に辛いな~って思った所でした。

 

だってねえ。

社員だったころは愚痴を言い合ったり、励まし合ったりして

何でも共有して、乗り越えて、肩組んで笑い合っていたのに出来なくなるなんてねえ。

 

したいけど、そんなことをしようものなら、

情が沸いて、判断に私情を挟んでしまいそうになるので出来ない、、、。

 「誰に相談していいのやら、とほほ」

って声がどっかから聞こえてきそうでしたよ(笑)

 

そんなときに「はじめの一歩」の鷹村さんの言葉で勇気づけられたのを

覚えています。(知らない人すいません)

 

「努力を積み重ねて、色んな人の背中を追いかけ追い抜いて、

自ら選んで、目指した高みに立っているんだろう。

それを孤独と呼ぶな、孤高と呼べ」

 

みたいな内容だったはずです。

 

いわば、積極的孤独なんだとハッとしました。

だったらこの立場を誇りに思おうと。

 

それからは社員に対して

「日頃接するときは、ありったけの情を持って接する。

ただし、経営者として判断するときは一切の情は介入させない。

だから、非情な判断をさせるようなふるまいをしないで欲しい。」

と伝えるようにして、だいぶ気持ちが楽になりました。

(間違いなく社員は楽になってはないけど)

 

今となっては一人で判断すること、

一人で考える時間をストレスに感じることはほとんどありません。

孤独感を感じなくなったというよりも、そうなったおかげで

自分と対話できるようになったからという感覚です。

 

そうそう、私は月に平均30冊ほど本を読むので

なんでそんな本を読むんですか?と聞かれる事が多いのですが

いつも答えは決まってこう言います。

 

「不安だからですよ」

 

不安の数だけ本を読むのです。

そうやって色んな人の人生や考え方を自分の不安や悩みのヒントに

して、仮説を沢山用意するんです。

 

不安や悩みの多くは単純に

「準備不足」

 

孤独感の多くはおそらく

「自分との対話不足」

 

で何より恐ろしいのは不足した状態のままいると、

不安も孤独感も増大して吞み込もうとすることです。

 一つポイントとしては、

いかに積極的に取り入れるかどうかにあって

跳ねのけるというより、友達になるって感覚が大事な気がします。

(いくら跳ねのけてもなんぼでも来るんでね)

 

あと、不安も孤独も常には無理でしょうけど、

自分でコントロール出来ることを知らない人が

多いように感じています。

 

で、、、

諦めて人なんて信じないとか、「自立」して一人だけで生きるとか

スレたりするのですが、そもそも人である限り一人では生きていません。

一人でいることを自立しているとは言いません。

 

ただ単純に嫌われている「孤立」

誰にも自分は理解されないと思っている「孤独」

じゃないですか?と思うこと多々。

 

これらは大きな勘違いで「自立」とは違います。

 

最後に最近読んだ本の中の言葉をご紹介します。

 

「孤独と孤立は違う。積極的孤独を選ぶべき。

自立とは依存しなくなることではなく、

依存先を増やしていくこと、

いろいろな居場所があることが大切」

 

この言葉を聞いて改めて思いましたよ。

居場所が少ないから、強く依存し、自分も周囲も疲弊させて

しまうんだなと。

居場所が少ないから、寂しすぎて自分との対話も出来ない

状況になってしまうんだなと。

 

少しでもいいです、心安らげる場所、誰にでも一つはあるはずです。

家族、友達、親戚、知人、職場、なんでもいいです。

その一つから始めて、何より自分の中に自分の居場所があるといいなと。

 

この人が好き、この場所が好きじゃなくて、

この人といる、この場所にいる自分が好き。

それが本当の居場所です。

 

その居場所が、一つでなくてはいけない。

そんなルールありません。

たくさん作ってもいいじゃないですか。

それぐらい欲張って生きても罰はあたりません。

それが本当の自立なんだと思います。

 

私もプライベートはまだまだからっきしなので

そんな居場所をたくさん作りたいなあ。

 

そして当然、会社は社員にとって「そんな居場所」の一つで

あってほしいですし、そうしたいと心から思っています。

 

なれるかなあ、なりたいなあ、

いや、なります!なんなら、もうなってる!

 

ぐらいの気持ちでね(笑)

 

今日はこのへんで。

ではでは。

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