代表取締役 唐津 自己紹介へ

「スタートライン」について ~航海3638日目~

2025/08/10(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの117回目

 

いきなり本題

「スタートライン」について

 

夏期休暇、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

私は墓参りと掃除と断捨離を早めに済ませて、

個人的な趣味に明け暮れております。

 

ええ、そうです。

「みんなが休んでいる間に仕事をする」

ってやつです。

 

 

特に今年の夏は、新規法人の立ち上げもあるのでやる事も多く

頭から煙が出ながらも心地よい疲労感を感じるいい夏(休み?)となっています。

 

「一週間やそこらの休み、ゆっくり休んでも関係ないわ」

と言う意見は

耳にタコかイカが出来るぐらい聞きました。

 

さらには

「そんなに走り続けていたらどっかでバテるで。」

とも。

 

貴重なご意見ありがとうございます。

ちゃんとそれらも考えた上で、

自分には当てはまらないことが判明しております。

飲みやゴルフなどの娯楽の方が私は疲れるのです。

(睡眠を最優先にしてお付き合いは年々減らしています)

 

仕事が別なのは

これは特別な努力でもなんでもなく

「今までと変わらずにやっていること」だからです。

 

いいんです。自己満足で。

例えるならジムに行く感覚に近いです。

でも裏切らない事を確信しています。

(正の自己満足です)

 

それに人が休んでいる間の自己研鑽は自分にとっては

自尊心を高める何よりのボーナスタイムで

ワクワクがとまりません。

 

思えば創業時は、危機感、悲壮感、必死さから

やっていただけですが、今となっては趣味と言えるようになったのを

感じると人間の適応能力ってすごいですね(笑)

 

そうそう

これに関してめちゃくちゃ伝えたい事があります。

 

「失敗は成功の母であり、

成功は失敗の母である。」

 

特に!

「何かを成し遂げた時」

(ここテストに出ます)

 

何かを成し遂げた時と、その後の行動を見て

ああこの人は成長するな、衰退するなというのがわかってしまうよという話です。

 

「何かを成し遂げるまで努力する

成し遂げたら努力は終了」

 

残念ながら8割以上の人がこれに当てはまります。

いや、9割か。

 

実に勿体ないですよね。

でもこれは事実です。

(だからダイエットとリバウンドがセットになっているのです)

 

この業界でも代表的なのは

宅建取ったら、店長なったら、家買ったら、

結婚したら、年収がいくらになったら などなど 

 

色々ありますが

これを言いたい。

 

「ゴールしたわけじゃない、

スタートラインに立っただけ」

 

さらに言うなら

「マイナスがゼロになった」

だけなのです。

 

 

過去、うちの会社でもお恥ずかしながら

「30歳の壁」ならぬ「係長の壁」というものが存在しました。

 

いわゆる平均的年収を超える水準に到達するのですが、

そこでゴールをした感覚になり

仕事への取組みも、自己研鑽もスローダウンしてしまう。

そんな現象があったのです。

 

他の会社の方でも共感してもらえることでしょう。

(ヘビメタぐらい首を上下している人もきっといるはず)

 

宅建をとっても、更に難しい資格をとっても、役職があがっても

何か実際に成し遂げたわけでもなく

スタートラインにたったに過ぎないのに

「成し遂げた。ゴールした。他のやつよりも上の存在になった」

努力をやめてしまう。

(負の自己満足です)

 

努力して係長になった、宅建をとったのに

なった時にその努力をやめてしまえば

なる前の自分、もしくはそれ以下になってしまうのに。

 

立場で仕事が出来るかどうか

周囲は割としっかり見ているもので

あの人、資格とっても、昇格しても、昇給しても

何も変わってないね、いやむしろ仕事への積極性なくなったよね

と乖離が生まれはじめ

 

「〇〇したまでがピークだった」

という声に気付いた時には時すでに遅し。

もしくは最後までそれに気付かないなんて事があるという

夏の怪談よりも怖い現実の話があるのです。

(オバケよりも人の方がよっぽど怖いです)

 

ハッキリ言えるのは

個人はゴールしたつもりでも、

周囲はゼロからの言動を見ているのです。

 

「ゴールした」という勘違いに対して

経営者や仲間(家庭だったら親や兄弟)が

厳しくブレずに対応出来ないとこの現象は後を絶ちません。

 

自分で気付ける人もいますがかなり珍しいでしょう。

人の役に立ってこその自己研鑽なのです。

 

世界に一つだけの花かもしれないけど、

一つだけしか花が咲いていない世界じゃダメなのです。

one for all all for one なのです。

(経営者の皆さん共に頑張りましょう)

 

と、話をもとに戻しますが

起業にあたって自分がやってきた良かったと思える行動習慣。

これこそが自分にとってのスタートライン。

 

スタートラインっていうのは、

「自分を成長させる行動習慣」のこと。

マイナスをゼロにする方法であり、

コツコツとしたプラスを積み重ねる方法。

 

読書、日記、日々の勉強、トレーニング、人と会って話す。

〇〇にいって■■するみたいに、人によって色々あるでしょう。

 

手に入れたように見える

「資格」や「称号」、「役職」、「お金」にまどわされて

折角手に入れた成功習慣を手放して前に進むことをやめてマイナスに戻る、、、

「なにしてんの」の極みです。

 

冒頭言ったように8~9割の人がこのパターンに陥るわけで

このパターンかと何度も衰退、失敗を目にしてきました。

 

んがっ。

このブログを見た人はそうではない貴重な1割になる可能性があります。

 

といいつつ、自分自身どうかと言うと

いまだに危機感を感じていて、手に入れた感など全く感じていません(笑)

 

実際それで丁度いいぐらいだなと言い聞かせています。

(心配性は才能です)

 

いや、

「危機感があったから惑わされなかった」

 

そうだな、書きながら気付きました。

 

もし将来、社員も会社も育ったしまあやらなくていいかと

成長する行動習慣をやめていったとしたら、

間違いなく会社も衰退していくでしょうし

そんな社長になって迷惑かけるぐらいなら潔くやめた方がまし。

 

まあという訳で

今日は何が言いたかったかっていうと

 

「成長はのぼりエスカレーター

じゃなくて、くだりエスカレーター」

 

登山って言いたいところだけど、勝手に下がっていくので

やっぱりエスカレーターが的確。

駆け上がらなくなったら衰退あるのみ。

 

折角走ってスタートラインまできたのに

スタートラインで立ち止まっていたらアカンのです。

元に戻るでは済まずマイナスに進んでいくことになります。

 

いやあ、それにしても

誰もいない事務所で1人仕事をしている時間。

集中出来ますね。

 

じゃなくて

創業時の、電話も鳴らない風景を思い出しますね。

 

その時の気持ちを思い返すと、

手前味噌ですが良いメンバー、良い雰囲気で

今の環境に感謝しかありませんし

確かなプラスに沢山の人達を誇りに思います。

 

ずっとこの気持ちを更新していきたい。

だからこそ勘違いしないで欲しい。

 

何かを成し遂げたのではなく、

スタートラインに立っただけ。

マイナスがゼロになっただけ。

 

そこから仲間と力を合わせて

勇気を持って一歩前に進める人であることを期待しています。

 

成功して良かったことこそ

成功してもやめないで続けられたら

本物になると僕は信じています。

 

スタートラインがある人は強いぞ。

調子が良い時はもちろんだけど、

調子が悪い時はそこからやり直す事が出来るから。

 

 あなたはどんなスタートラインがありますか?

 

今日はこのへんで。

ではでは。

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