代表取締役 唐津 自己紹介へ

「現代病」について ~航海3625日目~

2025/07/27(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの115回目。

本格的に夏ですね。

 

先日全国から旧友が集まっての食事がありました。

直接会って最近の話やらプライベートの深い話をして笑っていたのですが

その空気感というのは、出会った当時そのもの。

 

ただ文字に起こしたとするなら、なんだそれ?って内容も満載で

どうしてそれがそんなに盛り上がるのって内容もあったなと。

 

そこで考え、

「箸が転がっても笑う」なんて言葉がありますけど、

どんな事も面白く感じる仲間がいるってのが

実は本質で、一番素敵なんだなという所にたどり着きました。

 

あとお酒はそこそこにこっそりジンジャエールを

飲んだりしていた自分の成長も素敵だなと思いましたとさ。

 

 

さて本題。

「現代病」について。

 

最近 某高校生とやり取りをしていて思うことがあります。

まとめるとこうです。

 

「大事な話は電話や直接伝えるように言っているのに、

LINEで送ってくるのは頼み事ばかり」

 

しかも都合の悪い内容は放置しがち。

まさに「便利なツールに頼りすぎる現代病」です。

 

LINEは確かに便利なツール。

短いメッセージで気軽に連絡でき、既読や返信もすぐわかる。

しかし、あまりに便利すぎて 「会話した気になる」 のが落とし穴。

 

文章だけでは声のトーンや感情のニュアンスが伝わらず、

なんでそうなった?どういう理由で?となり、

同じ日本語なのに会話が成立しません。

 

特に某高校生のように、

「頼み事は頻繁に送るのに、都合の悪い話は既読放置」という態度は、

まるで「自分の都合だけが優先」という感覚に見え、

せっかちな私にはかなりストレス。

 

直接話すことを避け、気まずいことから逃げるのが普通になってしまうと

社会に出た時にも大きなマイナスになるのでこれはこれで心配です。

 

そんなこんな考える中、私は確信しました。

LINEは対話力を奪いよるな」

 

ははーんってやつです。

本当の会話は、相手の目を見て、声のトーンを聞き、間を感じる中で成り立ちます。

LINEではその場の空気感や熱意が伝わらないため、人間関係の「深み」が育ちません。

 

ビジネスの現場でも、

「電話や対面で相手の反応を読む力」

=本質を読む

「その場で判断し、交渉する力」

=会話しながら先の会話を用意する

というスキルが非常に重要ですがLINE頼みのコミュニケーションを続けていると、

こうしたスキルが身に付きにくくなりますというか、身に付きようがありません。

 

言ってもわからない人が増えるから、DX化がより進み、雇用も減っていくのです。

 

なぜか?

面倒くさいからです。シンプルですけど本質です。

 

ちょっと話は逸れますが賃金の上昇と言う話がありますけど

これはこれで危険です。わかっていますか?

 

法人の約7割が赤字で法人税を納めていないという現実。

賃上げだけを責めればどうなるかって

雇用はそのままで全員の給料があがるというお花畑の話になるわけがなく

雇用が減ると思っています。

 

雇用を守るために賃金水準があがらなかったというのが今までですが

雇用を守りつつ、全体の給料をあげれる会社は限られているでしょう。

 

賃上げが実現したとしてもそれは

「限られた人間の賃金が上がる」という未来になるわけです。

(だから自己投資してくださいね)

 

で、話を戻すと。

そういう時代の中で「言ってもわからない人」「コミュニケーション能力が低い人」は

DXやAI、高スキルな外注先での効率化により雇用がなくなっていくということ。

 

実際、仕事をしていても、いくら短期的に結果を出したとしても

「報告・連絡・相談」の質が低い人は誤解やトラブルの原因になり

組織にいられなくなってしまいます。

 

某高校生にそんなしょうもない不幸を味わってもらいたくはないので

私は決めました。

 

LINEは確認メモでいい」

 

LINEは会話の代わりではなく、話した内容の確認メモに使うだけ

大事なことやお願いは電話か対面。

LINEで頼み事だけされても返事はしない。

こうすることで、自分の時間や気持ちを無駄に奪われずに済みます。

 

もはや生活インフラとまで浸透したLINE。

便利なツール(道具)です。

だからこそ使い方を誤ると人間の大切なスキルを奪います。

 

道具はあくまで道具

補助であってメインではないのです

 

「直接話す」ことこそが、相手の気持ちを理解し、信頼関係を深める唯一の方法だと

確信しています。

 

直接話さずに済むのなら正直人間に頼まなくていいのです。

面倒だけど面倒だからこそ有難いし、面白いし、意味があるのです。

 

最後に今日は何が言いたかったかっていうと

「人と人が分かり合うのは、やっぱり 声や表情や間があってこそ。

商談や交渉で「文字だけで済ませる人」に信用なんて集まらない。

実際、報連相をLINE感覚でやってしまう人ほど、トラブルメーカーになりがち」

ってこと。

 

人間なんだからちゃんと会話しましょう。

会話の代用品で会話した気にならないでね。

 

小学校から5W2Hを必須で勉強するようになればいいのに。

 

あと、母親が言っていた

「みんなで手を合わせてから、みんなで食事をする」

あれって本当に尊い時間だったんだなと。

 

リビングでチャンネル争いをしていたあの時代の方が

心は圧倒的に豊かだった気がしますよ。

 

あの時間でEQ(心の感情指数)の基礎を育てていたんだと思います。

 

 

今日はこのへんで。

ではでは

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