PM事業部 濱口 自己紹介

なぞかけ ~航海3669日目~

2025/09/20(土) PM事業部 濱口

「秋分の日とかけまして、賃貸経営とときます」
その心は――どちらも“バランス”が大切でしょう。

昼と夜の長さがほぼ同じになる「秋分の日」は、季節のちょうど折り返し地点。夏の余熱が残る中に、ふとした風や空の高さに秋の気配を感じます。自然が“ちょうどいい”バランスに整うこのタイミングって、実は賃貸経営にも通じるものがあるな、とふと思いました。

というのも、物件の管理って、オーナー様の「こうしたい」だけでも、入居者様の「こうしてほしい」だけでもうまくいかない。
「収益をしっかり確保したい」「費用は抑えたい」
「でもクレームは減らしたい」「長く住んでもらいたい」
この絶妙なあんばいを整えるのが、まさに“秋分”的な発想なんです。

例えば、設備の入れ替え。
一気に新しくすれば見栄えも良くなるけど、費用がドンとかかる。
かといって、何もしなければ入居者の満足度や募集力が落ちていく。
じゃあどうするか? “今この物件に合った選択”を見極める目が大事になります。
僕らが日々向き合っているのは、「誰かの暮らし」であり、「誰かの大切な資産」。だからこそ、どちらにも偏りすぎず、良いラインを見極めていく。それが、管理のプロの仕事だと思っています。

秋分を境に、昼はどんどん短く、夜は長くなります。
季節が移ろうように、賃貸経営も「今がずっと続くわけじゃない」前提で考えることが大切です。
今は埋まっているけど、数年後には競合も増えるかもしれない。
今は問題なく回っているけど、入居者の世代が変わればニーズも変わる。
だからこそ、今のうちから“次の一手”を考えておく姿勢が、未来の安定につながるんです。

秋分の日は、「昼と夜の境目」にある静かな祝日。
そして僕ら管理会社にとっても、「今と未来の境目」を意識する日かもしれません。

ではでは!

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