代表取締役 唐津 自己紹介へ

「個性」について ~航海3687日目~

2025/10/12(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの126回目。

うちの会社には20~60代の年代と個性あふれるメンバーが

集まっています。

 

それはなぜかと言いますが

創業前に読んだ本に「色んな世代がいる会社は伸びる」と書いてあったから。

(割と素直に実行するタイプです)

 

同年代の似たものを集めた方が

マネジメントは簡単だと思うのですが偏った考えになって、

変化への対応力や他者理解の能力を高めることが出来ない環境になりがちなもの。

 

出来るだけEQの成長を促せる環境にしようと日々心掛けています。

IQと違ってEQは後天的に伸ばせます。

EQが高い人は自分だけじゃなく共に働く人の力も引き出します。

 

そうやって個人ではなくチームとして

役に立てるように成長していきたいのです。

 

私にも大きなメリットがあります。

一日一日、私はおっさんになっていっているわけですが 

EQが成長すればおっさん化の進行を遅らせることも出来ますし、

何なら若返ることすら出来るような感覚すらあります。

 

どんな時に実感するかというと

1人では出来ないような事が出来た時。

 

まだまだ成長しているなと思える瞬間ってのは

なんせ良いものです。

 

そして、そもそも会社が伸びることにおいて

経営者の成長は不可欠。

だから実感出来なくなった時は引退した方がいいぐらいに思っています。

 

極論、経営者が成長していれば

ハイスペック人材がいなくても

素晴らしい成果を出すことが出来ます。

 

逆にトップが腐れば

どんなにメンバーが優秀でも会社は腐ります。

「魚は頭から腐る」って言葉がありますが本当にその通りなのです。

 

「俺は腐ってないぞ、変えてみせる!」って

サラリーマン時代は思って働いていましたけど

トップが腐っていたら結局はダメなのです。

 

今、経営者として思うこととして

クライアントも、会社のメンバーもとても大事なので

気持ちじゃなくて行動で示せるようになるために

成長するしかないというのが根本にあります。

 

まあ、そのおかげで色々学ぶことが出来ていると思うので

ハードワークすら楽しませてもらっていて感謝しています。

 

それだけじゃなくて

うちの会社は雑談と笑いが多く

京都で一番明るい管理会社を自称しており

日頃いろんな話をしますが

本当にみんな面白くて、飽きることがありません。

 

それぞれのメンバーからの視点が自身の成長にもなり、

結果、アンチエイジングになっているわけです。

 

先日読んだ本に

経営者に大事な3つのことがあると書いてありました。

 

それはお金、時間、体力

 

20、30代は時間と体力はあるが、お金がない

40,50代はお金が少しできて、体力はまだあるが、時間がない

60代はお金はあって、時間もあるが、体力がない

 

明確になくなっていくもの

それは「体力」。

 

色んな人の話を聞いて、

自分を更新していくこと。

体も頭も心も動かしまくるには

体力が必要で、その体力の源ってのが自分にとっては社員や仲間なのです。

 

まあほんと、具だくさんの個性を毎日楽しませてもらっています。。

 

ようするに

豚汁みたいな会社です(笑)

 

 

さて本題。

「個性」について

 

先日、社員Hがおもむろにこんなことを言い出しました。

 

「この会社は個性がある人が集まっていると言われるけど、

実はそうじゃなくて

個性を出せる環境があるんだと思うんです。」

 

いやー、嬉しかったなあ。

(特に社員Hはお世辞を言わないので)

 

これはまさに弊社の経営理念

「人の可能性を最大化する」

の真骨頂でもあるわけです。

 

多様性だ、個性だ何だと言いますが

ただ違いを集めればいいってもんじゃありません。

 

「集める」と「集まる」は全然違っていて

うちの会社は「集まる」スタンスをとっています。

 

多様性の名の元に個性を許容する時代にはなっていますが

実際はどうかというと「集める」ことが目的になって

逆に組織としての力を失っている会社が多いように見えます。

 

会社自体に●●がなければ

烏合の衆でほとんどが終わるのです。

 

個性は、集めることが目的ではなくて

環境がそれを引き出し、挑戦を許し、失敗を受け止めるからこそ、

「個性を出すことが出来る」と確信しています。

 

個性とは何か?というと

人が本来持っている可能性だと私は定義しています。

 

個性は、可能性はみんなにあります。

でも、もし環境が間違っていれば、

個性も可能性は生かされず潰れてしまいます。

 

「だめなやつなんかいない」

と自己啓発系の本には良く書いてありますが

そんな事はありません。

 

適性が無い人に「だめなやつなんかいない」と無理強いするのは

拷問みたいなもの。

 

環境や配置次第では簡単にダメになる事は現実よくある事で

本人の「やりたい」と実際に「出来る」は違うのです。

 

「やる気あるって言ったやん、、、」

「裏切られた」

というセリフを経営者間で聞く事もありますが

自分はそうは思いません。

 

そもそも

個人のやる気、情熱などに経営者は依存してはいけないのです。

 

それらに依存している限り、属人的な仕事から抜け出せず

成長も継続性もなければ、文化も出来ません。

 

つまり、

「環境と仕組みづくり」こそ経営者の仕事の大部分であり、

だから制度や評価が大事で、変化はすれども

それらが継続されて会社の文化になっていくわけです。

 

「俺の言う通りやったらいいんだ」

「背中を見て盗め」

「インセンティブつけるから頑張れ」

 

そんな時代はとっくに終わっています。

 

 

安心して意見を言える空気

挑戦を称える文化

仲間を信じる関係性

 

心構えだけじゃなく仕組みを稼働させ続けることで

人の力を何倍にも引き出すわけです。

仲介はともかく管理は特にね。

 

今回の社員Hの一言は、

それが根付いていることを証明してくれたのかなと。

 

「人の可能性を最大化する。」

 

良いですね、創業から三年目に事件があって

この経営理念に変えましたが、本当に気に入っています。

 

可能性が最大化する環境をつくり続けること。

そしてその環境から、見たことのない成果と未来を切り拓いていくこと。

 

社員の可能性にもワクワクしますけど

実は一番ワクワクしているのは自分かなと(笑)

 

「ワクワクを貫く者だけが、

人の可能性を最大化出来る」

そう信じて研鑽あるのみです。

 

今日はこのへんで。

ではでは。

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