日曜ブログの129回目。
ハッピーハロウィーンの意味がわからない唐津です。
とりあえず、かぼちゃの煮付けを美味しく頂きましたけど違いますか?
とまあ、こんな事を言っていますが絶賛病み上がりです。
11月は会食やイベントが続いたり、
二週にわたって北海道からベンチマークに来てくれたり、
人生相談会があったりと、盛沢山だったのもあり
気管支炎になってしまいました。
(会食というか飲酒は多くても週2が限界のようです)
夕方になると熱が上がって、寝ていると咳で起きて、
立って歩いても平衡感覚が変な感じで、
「しっかり休めよ」ってメッセージだと思い、その声に素直に従いました。
(社員のみんな、本当にありがとう)
休養期間で良かった事が結構ありました。
① 携帯を極力触らないようにしていたこと
② 酒を飲まなかった
③ 8時間以上睡眠した
④ ユーチューブで延々と焚火の映像を流していた
⑤ 沢山本を読めた
あ、これは休養期間あけても続けた方が良いなと
心から思いましたよ。(忘年会シーズン怖い)
おためしあれ。
さて本題。
「恩返し」について
ベンチマークで来てくれた人からは
働き方の相談を受けることが多いのですが
細かい事もちゃんとお答えするようにしています。
ノウハウを開示していいんですか?という声もありますが
自分が認めた人なら別に構いません。
それに常にアップデートしていくものなので、
それを取り入れてもらう事に問題もないし。
ノウハウを隠す人や、テイカーとしてもらうばかりの人を
私が認める事はないし、そういう人は結局上手くいきません。
基本ケチなやつはモテないのです。
そんなね、高い交通費払って、貴重な時割いてきてくれている
その気持ちに応えないなんて、粋じゃない。
僕もそんな先人に教わってやってきたので当然のこと。
そして、色々と相談を受けるわけです。
「何を、どうやったらうまくいきますか?」
みたいな。
もちろんプライバシーにかかわるのでここでは書けないものの
原理原則として自分が根本で思っている事があります。
それは
「何をやるかよりも誰と働くか」
ということ。
仕組みやテックでハックしましょうなんて
そんな合理的な手法にばかり囚われがちですが本質は違います。
ノウハウをパクって真似れば完成するのであれば
10年続く会社が10%以下の訳ありません。
堀り下げると長くなるので今日は掘り下げずに
進みます。
(結果長くはなりますが)
次に
「この会社でいつまで働こうか」
という話について。
この問いに対する原理原則は
「この経営者(または仲間)と働いていて楽しいか」
多くの人はこう思っていますよね。
① やりがいを感じたい
② 喜びや感動を分かち合いたい
③ 友達や家族も大事にしたい
自分もそうです。社会に入り20代は特にそう。
正直、③は蔑ろにしてきました。
ただ同級生より稼ぎたい、昇格したい、成長したいとか、
目の前の人に感謝されたいって気持ちだけで
突っ走っていたので、成長は感じたけど、分かち合えない。
転職も3回していますけど結果①②③全てを満たせると思える
そんな経営者に巡り会えなかったのです。
この人を凄い経営者だと思われるよう支えようと思った時期もありますが
性格上、嘘とか狡い事をされたらもうダメで絶対支えたくないとなります。
(こだわりが強すぎました)
でもね。
それを責めたって、仕方がない。
他人は変えたくても、変えられない。
人間自分が一番可愛いんだから
ある程度の成功を手に入れたらリスクをとりたくないし、
誰かの将来を搾取してでも、楽したいって思うのも仕方ない。
自分はそう自分に言い聞かせて
他人に、必要以上の期待をするのをやめました。
だから自分に「出来るだけの」期待をしようと決断したのです。
結果、自分で起業したという話です。
そう、もとい。
転職やキャリアアップを考えている人は
まずはとにかく経営者を見たらいいと思います。
頭がいいとか、数字を出しているとかそんなものはどうでもいい。
給料だって与えられるものじゃなくて
やりがい感じて働けたら自分に付いてくるもの。
その経営者と自分の価値観に共鳴するものがあったり、
ワクワクするものがあるかの方が大事。
「あなたは何をやっていますか」よりも
「誰と働いていることにどんな意味がありますか?」
という問いが大事なことだと思うのです。
だからうちの会社では
「誰かの働く理由になってくれ」
という
メッセージを社員にことあるごとに言っています。
まあね、やいの言うてますけど
「食事もお酒も一緒に食べる相手次第」
仕事も全く一緒なわけです
高学歴、高収入、グッドルッキングなどのハイスペックだからって
自分がワクワクするかどうかは別です。
反比例して●●みたいな性格の人だってゴマンといます。
予約困難店だから美味く感じるかっていうと
まったくそんなことない。
気まずい人と行く、回らない高級寿司屋よりも
気の合う仲間と行く、回転寿司の圧勝なのです。
自分は胸を張って言えます。
うちの会社の社員と関係者の人達と働くのが好きだと。
どの人とサシでご飯いっても気まずくならない自信があります。
「誰と働くか」、そして組織で働くなら「誰かの働く理由」になっているか。
繰り返し言いますが、
それぐらい大事な事なんです。
生意気な社員がいます。
「社長がボケたら会社辞めます」
そう公言して憚らないのですが
結局まだいます(笑)
僕は彼の方が先にボケないか楽しんで観察しています。
それもまた働く理由の一つみたいなもんです。
そうやって一旦働く理由をしっかり自分で考えてもらって分かったら
最終的に必要な事があります。
色々相談に来られる方すべてに共通して言えること。
「あなたにあと必要なのは
勇気と覚悟です」
ってこと。
そして、
色んな人に伝えているのも
良い人ぶりたいわけじゃないです。
(そんなに良い人ではありません)
自分も創業前後で色んな先輩に相談して
その時に相手は何の得もないのに
親身になって話を聞いてくれて勇気づけてもらいました。
その方々にちゃんと恩返し出来ているかっていうと
まだまだそんなことは出来ず。
そう、
恩って貰うのは簡単だけど、
返すのって本当に難しいもんなんですよ。
返そうと思っても、また貰ったり。
返したくても足りなかったり。
だからこそ、
今、自分が心がけている事は
「恩送り」
かつて自分がしてもらったことを
次の人達にしようと。
まあいるかいないかはさておき
僕に恩を感じてくれている人は
僕に返そうとしなくていいです。
次の誰かに送ってもらえたら
それが僕にとっては結果一番の恩返し。
「唐津さんにしてもらったことを
今、僕が次の人にしています」
なんて光景をイメージするだけでも
やたら幸せになりますから。
多分きっと僕にしてくれたあの先輩たちも
きっとそうなんだろうなと思いつつ。
結果今、やりがいあるし、分かち合えるし、
前よりは周りの人を大事に出来ているかなと思えるので
恩をくれた人達へは感謝しかないです。
まだまだ送らんと話にならんのですけど。
今日はこのへんで。
ではでは。
