PM事業部 濱口 自己紹介

大人のブチ切れ ~航海3722日目~

2025/11/27(木) PM事業部 濱口

最近、ある動画がきっかけで調査報告書を読みました。

いわき信用組合の不正融資問題に関する、第三者委員会による詳細なレポート。
読む前は「ちょっとお堅い内容かな」なんて思ってたんですが……読み進めてみると、正直、言葉を失いました。

たとえば、不正に関するデータが入ったPCをハンマーで破壊した話。
報告すべき共有フォルダを黙って削除していた話。
内部の口裏合わせで、調査に対して意図的な虚偽報告をしていた話。

もう、映画か?っていうレベルで、次々と出てくる「隠蔽」と「妨害」のオンパレード。

調査委員会が必死に問いかけても、「記憶にない」「データはありません」「精神的に余裕がなくて…」という説明ばかり。
最終的には「組織的な隠蔽の疑いが強い」と、第三者から明言される始末。

でもね、これ、他人事じゃないなと思ったんです。

もちろん私たちの仕事は金融じゃないし、何十億の不正を扱うこともない。
でも、“ごまかす”って、何もお金の話だけじゃなくて。
忙しいからって後回しにしたり、ちょっとした報告を省略したり、見て見ぬふりをしたり…。

そういう「小さな隠し事」が積み重なって、大きな信用の傷になることもある。

報告書の中で一番刺さったのは、

「これは“記憶違い”ではなく、“組織的かつ計画的な妨害行為”と見なさざるを得ない」
という一文。

“間違えること”より、“間違いを隠すこと”のほうが、はるかに罪深い。
そして何より怖いのは、そうした空気が職場全体に浸透していたこと。

私たちも、お客様の信頼の上に仕事をしています。
その信頼は「完璧な成果」から生まれるんじゃなくて、
「ちゃんと伝えること」「ちゃんと謝ること」「ちゃんと相談すること」から育つものだと思う。

これを読んで思ったのは、「正しさ」よりも「正直さ」のほうがずっと大事だということです。

お時間あれば、ぜひ読んでみてください。

P38から大人がブチ切れしています。笑

では!

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