日曜ブログの107回目。
おかげさまで腰は復調気味です。
3日以内に治すと言ったものの、違和感が無くなったのは
つい昨日のこと(とほほ)
自己判断が一番過激な判断だと学んだので
いつも体を見てくれている先生に聞きました。
私:「ジムに行ってもいいですか?」
先生:「50%と言うと60,70%やるでしょうから40%です。
それを守れるならOKです」
それを守って40%でトレーニングをして感じる物足りない感。
しかしトレーニング終了間際に感じた腰の張り。
プロのアドバイスは的確です。
あと少しでも多くやっていたら再発していたかもしれません。
「自分の事って自分が一番わかっていないかもしれない」
「自分の事を良く知ってくれている人の言う事をちゃんと聞く」
まったくもってこれはプライベートでも仕事でも同じだなと。
そしてこれは余談ですが
今朝2カ月ぶりぐらいにゴルフの練習をしてみたのですが
上手くなっていました。(もちろん40%で練習しました)
「練習は裏切らない」という言葉はいかに?
あ、そうか
「体調を整えるのも練習の内」って事か。
というかそれが一番最初にやる事か。
さて本題。
「努力と成果のタイムラグ」について
努力をしてもすぐに結果が出ないのも、
上手く行かなくて恥をかいたりするのは皆さんご存じの通り。
そうご存じの通りなので、
弱くて、ダサい自分を感じているという事は自分の中では
「未来への仕込み」という認識です。
頑張っているのに成果が出ない。
やってもやっても報われない。
そんな時期は誰にでもありむしろ本気で何かに取り組んでいる人ほど経験するもの。
そこでどう振る舞うか。
ここが大きなポイントになります。
筋トレでも、商談でも、チームづくりでも、必ず「成果のラグ(時差)」があり
このラグを耐えられない人は、「意味がなかった」と言って手を止める。
もっと厄介なのは、「うまくいかないのは誰々のせいだ」と周りのせいにすること。
そういう人は、たいてい根っこが育っていない。
誰かのせいにして、自分の課題に向き合うのを避けている。
それって結局、伸びしろを自分で潰しているだけなのにそれにすら気付けない。
「この会社で働いていなかったら僕は気付かないまま今世を終わっていたと思います」
と社員Mが以前言ってくれた言葉のように、
それに気付けないで終わる人が多い事もよくわかっているつもりですし
会社のというよりも、彼自身が気付いて選んだことが大きい訳です。
なんぜ冒頭の自分同様、
「自分の事をわかっていない」のが人間で
人は人によって磨かれるしかないんだと言うのも
年々理解が深まっていきます。
自分は経営者として社員一人一人の可能性を
本人よりも分かっているという自信があります。
ですが人を変えるなんてことは
出来ないというのもわかっています。
どう内発的に自分と向き合わせるか?
気付きや、キッカケをあの手この手で伝えようとして
日々試行錯誤しながらやっています。
上手くいかない事が多いですが
だからこそ面白いなと思っています。
そうそう先日、
こんなやりとりがありました。
私「この仕事をやってください」
A「わかりました、いつまでですか?」
私「三日以内」
(後日)
私「この仕事の工数は?」
A「2,3時間です」
私「3日かからない仕事ならスピードで価値を出さないといけないが3日経っているよね」
どうですか?
言った期日を守っているのに意地悪な社長やなと思うでしょう。
その通りです
明確な期日を伝えて、適宜アラートをして、何なら仕上げまで手伝う面倒見の良い社長。
そっちの方が優しくて面倒見の良いように見えますが
指示待ち社員を量産し、社員の成長も会社の成長もないでしょう。
だったら意地悪だろうが何だろうがいいのです。
社員の成長は気になりますが
社員からの好感度は創業3年目以降からすっぱり
気にならなくなりました。
ちなみに成長の押し売りはしません。
あくまで社員として、立場としての成長は求めます。
決して本人に見合わないレベルの負荷はかけないというのは
結構強く心がけているのです。
将来経営者になりたいという人でその要望があるなら
経営者レベルの負荷をかけてもいいですが
壊してしまうと判断するなら、かけないでしょう。
もとい!
意地悪をしたかったのではなく、
ただ気付いて欲しかっただけという事です。
自分の中で担当者の理想像があります。
「いつも新しい風を吹かせてくれて、希望の光を見せてくれる人」
それに対して
「言われたことを言われた通りにやる人」
それはそれで素晴らしいのですが
いつまでもそれではダメ。
いつかその日が来ます。
何も悪くはなかったとしても、飽きられてしまうのです。
もっと早いスピードで
もっと具体的な内容で
もっと斬新な提案をしてくる競合が出てきた時に
長年の信頼なんて吹っ飛んでしまう。
努力と成果のタイムラグである
忍耐の時間さえも無駄というか無価値になります。
だからこそ
相手の予想を少しでも上回る努力が必要。
それを言葉だけじゃなくて仕事で伝えようとしたのです。
わかってくれるといいなあ。
忍耐って、言われたことをやることでもなければただの我慢じゃない。
「今日も上回ってやるか」と、自分と静かに対話すること。
昨日の自分を、相手の予想をね。
成果が出ない間に
「じゃあ何を変えよう」
「次にどう動こう」
「どうしたら喜んでもらえるか」
と前を向けるか。それこそが人の可能性であり、チーム、会社の可能性です。
会社でも、思い通りにいかないプロジェクトは山ほどあります。
でも、そういう時に「自分はまだできる」と信じて踏ん張る人は、やっぱり伸びるし
逆に、「あいつが悪い」「仕組みが悪い」と言っている人は、なかなか成長しない。
大事なのは
「出来る理由を諦めないこと」
成果が出て地位や名誉やお金を手にした時に
きっと気付くはず。
一番素敵なのは「出来る理由」を必死に見つけて、
それを正解にもっていこうと必死になっていた時間だっていうことに。
そんなもんまだ気付いてないし、
わかるかいなって言っているそこのあなた。
(私も含めて)
根を育てる時間をどう過ごすかを考えてください。
花は、根が先。
目に見えない時期こそ、実は一番大事な時間。
何も変わってないように見える日々も、
水をやり続けた人だけが、いつか咲く。
その途中で、人のせいにして根っこを切ってしまったら、もう花は咲きません。
誰かの水や土で生きているんです。
そんな勿体ない事はしないで下さいね。
そして、そんなあなたにもう一つ。
信じる力が、明日の自分をつくるという言葉を贈ります。
他人を信用できないと言う人は
ほぼ自分自身を信用していません。
他人を信じられるかどうか疑って見る前に
自分を信じられるようにしましょう。
なぜか?
結果が出ない時にこそ問われるのは、
信じる力だから
です。
忍耐力がないのではなく
自分を信じられていないのです。
「この努力は、ちゃんと未来につながっている」と思えるかどうか。
そして、「うまくいかないのは自分に改善の余地があるからだ」と受け止められるかなのです。
うちの会社では「誠実」ってフレーズが良くでますが
これにも意味があります。
誠実な人は忍耐力を持っています。
それは、ただ優しいのでもなく、お人よしでもありません。
自分と向き合える強さがあると思います。
つまり、今日は何が言いたかったかって言うと
「誠実な人は忍耐力がある、
本当に強い人は優しい」
ってこと。
小学生の時に空手の師範が言っていた言葉。
子供も大人も一緒。
まあ「忍耐だ!」なんて奥歯かみしめて、眉間にしわ寄せて過ごすなんてイメージは
正直ないですし、そういうのは違うと思っています。
想定していれば
準備していれば
タイムラグも楽しめる。
タイムラグで諦める人は諦める。
という事は本物だけが残る。
タイムラグ有難いじゃないですか
本物である証明が出来るんですから。
今日はこのへんで。
ではでは。