代表取締役 唐津 自己紹介へ

「お金よりも信頼」について ~航海3581日目~

2025/06/08(日) 代表取締役 唐津

日曜ブログの108回目

最近は出張も増え、ガラスの腰が悲鳴をあげないか

びくびくしながら過ごしています。

 

オーバーカロリーしない、無理にジム行かないと

ブツブツ言いながら歩いている人がいたら私です。

無視してください。

 

先日は久しぶりに福岡に出張に行き、

懐かしい人達と会い、挨拶をしていました。

思えば終始挨拶していました。

300名もいるんですから、そらそうか。

 

そこで思った事があります。

みんな年をとったなあ

 

「眼鏡はとても大事」

 

夏など暑い日私は眼鏡を外すのですが

今回のパーティも暑かったので眼鏡を外していました。

 

すると、

「え、唐津さんですか?」

と言われることが何度もありました。

 

ははーん、なるほど。

俺って眼鏡だったのか。

 

それぐらいに眼鏡って印象に残るようですね。

 

割と個性的だなって言われるけどまだまだですね。

眼鏡に負けないぐらいのインパクトのある

人間にならねばと強く思った今回の出張でした。

 

さて本題。

「お金よりも信頼」について

 

なかなかお金の話をするのは気が引けます。

嫌な感じに思う人もいるかもしれないけど

そういう際どい話もしないとこんなマニアックなブログを愛読している方に

申し訳ないので書きます。

 

会社を創業したばかりの頃、

とある経営者から言われた言葉があります。


そのときは「聞こえはあまり良くないな」と思いつつも、妙に心に残ったのです。

その方はとても大きな会社の社長でした。(後に上場されました)

 

「お金で解決できる話なら、まだマシや。」

「本当に厄介なのは、お金でもどうにもならん人の問題や。」

 

創業当時まだ理想ばかり追っていた自分には、

少し冷たくも感じられたし、正直あまり受け入れたくなかった。

解決出来るお金も無かったし羨ましかったのもあった

でも、年月が経ち、いろんな現場や人間関係を経験する中で、

「あの言葉は本質を突いていた」と思うことが何度もあったのは事実です。

 

例えば以前

家族に関することで、少し感情を揺さぶられる出来事がありました。

 

子供が親のお金をドブに捨てる系の良く聞く話です(細かい話は割愛します)

感謝しろとまで言わないけど、自分1人じゃなくて色んな人の一生懸命の結晶がお金なので、

それはあかんやろって思ったのです。

 

過大な期待をしてしまった自分も悪かったものの

怒りや悔しさ、情けなさ、いろんな感情がこみ上げる中で、

ふとあの言葉を思い出したのです。

 

「最悪、お金で済む話ならそれでいい。

今回の件は他の人を傷つけたり、信用を失うようなことではない。」

 

その言葉を繰り返す内にスッと気持ちが楽になったのです。

(もちろん最初で最後にして欲しいとは思いますけど)

 

「じゃあ何か、お金で解決したらいいって割り切った判断をするのか?」というと

実際振り返ってみると、

「お金で解決した」という出来事は、正直一度もないと思います。

 

だってそうでしょう。

本当に大事なことは、どれもお金だけでは収まらなかったし、収まるわけがない。

人の問題や信頼のズレ、気持ちのすれ違いそれらに向き合うには、

やはり言葉や行動、誠意が必要不可欠ですから。

 

それでも、「お金で止められる」と思えるだけで、

怒りや混乱に呑まれず、冷静に一歩引いて判断できることがあり

それはある種、アンガーマネジメントに近いのかもしれません。

 

お金を感情の逃げ道にするな、という人もいるでしょう。

でも私は、むしろ

「お金で線を引けるからこそ、

守るべき信頼や感情に力を使える」

と思っています。

 

創業直後は、理念と理想を追いかけて走っていたし、今でもそう。

でも、経営は現実であり、人であり、時に裏切られることもある。

そんなとき、感情だけで判断していたら、壊れるのは自分の方だという事を知っています。

 

「お金で解決できるなら、まだマシ」

 

この言葉は、誰かを見限るための言葉ではなく

むしろ、自分の心を守り、次に進むための「防衛線」なのだと思うのです。

 

けれどやっぱり、最後に残るのは「お金」ではなく「信頼」。

信頼がなければ、お金も意味をなさない。

信頼があるからこそ、お金では買えないものを一緒に築いていける。

そういう仕事や人間関係を、これからも大切にしていきたい

 

 

前回のブログで信頼は根っこだという話をしました。

(覚えていた人には美味しい飴をあげます)

 

根っこが信頼なら、花が夢や目標で、お金は種です。

種を食べるような人が多く見える今日この頃

そうじゃないよなーと横目でツッコミをいれまくっています。

 

種が沢山あっても、種を食べ続ければ無くなります。

そんなの誰が考えたってわかること。

 

今日は何が言いたかったかっていうと

「お金よりも大切なものがあるって言うと

綺麗ごとって良く言われるけど

本気でそう思っていますよ」

ってこと。

 

綺麗事を貫ける大人(種をまく大人)がいないと

子供は夢を見れないでしょう。

 

だから種をまきますよ。

種は自分だけしか食べられないし

僕は分かちあえる喜びが欲しいので。

 

だから

お金(種)よりも信頼(根っこ)を作る方が先。

信頼(根っこ)があるからこそ出来るアンガーマネジメントもあるよ

という話でした。

 

忘れないで下さいね。

 

今日はこのへんで。

ではでは