皆様おはようございます。
この前の日曜日、家族で名古屋港水族館に行ってきました。
中3の長男も、中1の長女も、まだ一緒に出かけてくれる年頃。
そろそろ親と行動するより、友達を優先する時期に入ってきそうなので、こういう時間はとても貴重に感じます。
水族館って、子どもが小さい頃に行くイメージがあるけれど、
実は大人になってからの方が、いろんなことに気づける場所なのかもしれません。
クラゲがふわふわ浮いているのを眺めていたとき、「水槽ってすごいな」と思いました。
あたりまえに見えて、実は完璧に調整された世界。
水温、塩分濃度、照明、掃除、えさの管理。
ちょっとでもバランスが崩れると、生き物たちは弱ってしまう。
その姿を見ながら、ふと「管理業務って、これに少し似てるな」と感じました。
私たちが日々向き合っている物件管理も、
問題が起きないように整えておくことが、実はいちばん難しくて、いちばん大切な仕事です。
たとえば、共用灯のひとつが切れていても、誰かが教えてくれなければ見落としてしまう。
設備の音が少しおかしくなっていても、異常と気づかず放置してしまう。
でも、それを放っておくと、やがて入居者様の生活に影響が出てしまう。
快適な状態が“続く”というのは、何も起きないように裏側で手をかけている人たちがいるからこそ、
成り立っているのだと思います。
水槽の透明さや、魚たちの穏やかな動きの裏にある、たくさんの調整と管理。
そしてそれを、表に出さず、当たり前のように回し続ける仕事。
それって、ちょっと誇らしいことだなと思いました。
家族のそれぞれが、思い思いに過ごしていた時間。
でも自分は、水槽のガラスを磨く飼育員さんや、裏で道具を運んでいるスタッフさんたちの動きがずっと気になっていました。
そういう目線になってきたのも、この仕事に長く関わってきたからかもしれません。
水族館のように、誰かの「心地よい日常」を支える仕事を、これからも誠実に続けていきたいと思います。
管理とは目立たない仕事だけれど、だからこそ、見えないところで整えることに、価値があるのだと思っています。