皆様、おはようございます。
今日は二十四節気のひとつ「大暑」です。
1年の中で最も暑さが厳しい時期とされ、まさに夏の盛りです。
今年も猛暑日が続き、朝の通勤だけで体力を削られるような感覚がありますが、暦の上では立秋まであと少し。
昔の人は、自然の中で生きる知恵として、こうした節目を大事にしてきました。
そもそも二十四節気は、1年を24の季節に分けたもの。
農作業のタイミングを見極めたり、暮らしのリズムを整えたりするために、
太陽の動きと自然の変化を観察して編み出されたといいます。
大暑には「土用の丑」「打ち水」「風鈴」など、暑さをしのぐためのさまざまな工夫も生まれました。
暦をめくるだけで、昔の暮らしの知恵に触れられるような気がします。
管理の仕事も、少し似ているなと思います。
点検や修繕はただ「壊れたから直す」だけではなく、季節を先取りして整えることがとても大切です。
たとえば、大暑の時期はエアコンの不調が表に出やすい。
「本格的に暑くなる前に試運転を」と呼びかけるだけで、入居者様が安心して夏を過ごせることがあります。
また、夕立や台風の時期を見越して、排水溝や雨樋の点検をしておくことも大事です。
どれも目立たない作業かもしれませんが、そうした“ひと手間”が暮らしの安心を支えていると感じます。
大暑の今日、現場で汗をかきながら作業している仲間たちの姿を思い浮かべました。
こういう厳しい季節だからこそ、先を読んで動く力が問われるのだと思います。
そしてそれは、決して特別なことではなく、昔の人が二十四節気を通して自然と向き合ってきたように、
私たちも日々の中で“暮らしを整える”ことを繰り返しているだけなのかもしれません。
季節は待ってくれません。
だからこそ、暦が教えてくれる節目を意識して、次の一手を考える余裕を持ちたいと思います。
大暑の日、冷たい麦茶を片手に、少しだけ背筋を伸ばして、また明日の現場に向かっていこうと思います。
ではまた。