こんちは!
この夏も、家庭菜園で育てたナス・ピーマン・トマトたちが、立派に実ってくれました。毎朝の水やり、天気を気にする日々、虫との戦い…。決して手間がかからないわけではありませんが、気づけば野菜ひとつひとつに愛着がわいている自分がいます。
そんな畑も、そろそろ“畑じまい”のタイミング。支柱を抜き、枯れた葉を整理し、土にお礼を伝えて、来年に備える。少し寂しさもありますが、一区切りつけることで、次のシーズンへしっかりバトンを渡すことができます。
この流れ、どこか賃貸物件の管理にも似ているなぁと感じます。
入居者さまが退去された後、すぐ次を探すことに目が行きがちですが、「畑じまい」と同じように、一度立ち止まって、部屋の“土台”を整えることが大切なんですよね。換気扇のフィルターが詰まっていないか、水漏れや排水トラブルの兆しはないか。見落としがちな小さなサインも、次の入居者の暮らしを支える土壌となる。
「どうせすぐ掃除するから」「次の人が来てからでも」ではなく、今このタイミングだからこそできるケアがある。雑草を抜いて、土をふかふかにしておくように、物件も一度きちんと手をかけることで、その後の管理がグッと楽になります。
そして何より、物件だって“ありがとう”って言われたいはず。
「気持ちよく暮らせました」「管理が行き届いていて助かりました」
そんな言葉を聞くたびに、「畑、今年も頑張ったなあ」と思うあの瞬間と、同じ喜びを感じます。
畑じまいのように、ひと区切りのメンテナンスを丁寧に行うこと。
それは、次のシーズン=次の入居者の幸せな暮らしを育てるための、何より大切な一歩です。