春の賃貸シーズンはまだ少し先ですが、満室経営に向けた準備は秋から始まっています。
年が明けると入居希望者の動きが活発になる一方、募集物件も増えるため、早めの対策が重要です。
入居がなかなか決まらない場合、家賃の値下げは反響を得やすく、即効性のある対策の一つです。
しかし、私たちは最初から値下げすることをおすすめしていません。
一度下げた家賃は元に戻しにくく、年間の賃料収入だけでなく、将来の物件価値にも影響する可能性があるためです。
まず大切なのは、「なぜ決まっていないのか」を確認することです。
募集写真でお部屋の魅力が十分に伝わっていない、室内の印象が競合物件に負けている、
設備や初期費用が入居者の希望に合っていないなど、家賃以外に原因があるケースも少なくありません。
例えば、明るく清潔感のある写真へ撮り直す、照明やレースカーテンを設置する、
アクセントクロスやスイッチプレートを交換するだけでも、内覧時の印象は変わります。
大がかりな改装だけでなく、費用を抑えながら物件の魅力を高める工夫も有効です。
こうした改善を行っても反響が得られない場合に、周辺相場や募集状況を踏まえて家賃を見直すことが、収益を守る空室対策だと考えています。
また、今後退去が予定されているお部屋も、退去後に考え始めるのではなく、募集条件や工事内容を事前に検討しておくことで、募集開始までの期間を短縮できます。
春の繁忙期を良い状態で迎えられるよう、この秋、一度募集状況を見直してみてはいかがでしょうか。
