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「サッカー監督になったつもりで」について

日曜ブログの162回目。

週末は雨が多いですね。
雨だけど散歩をしていたら、ランニングをしているおじさんがいました。

よく見たら、タバコを吸いながら走っていました。
健康になりたいのか、何なのかわかりません。

でも、タバコを吸いながら酒を飲んでいるよりは健康的だと思います。
グッジョブです。

さて本題。
「サッカー監督になったつもりで」について。

ワールドカップに遅ればせながらハマっています。
一番初めに見た試合は、アルゼンチン対カーボベルデでした。


その時、日本代表はすでにブラジルに負けていた事を知りました。

そんなワンテンポ遅れの自分ですが、小学校、中学校とサッカーをしていました。
Jリーグ発足にドンピシャの年代なので、ガンバ大阪ファンでした。
永島、松波、磯貝。
かっこよかったなあ。

鮮明に覚えているのは、ゴールした瞬間の、今までの疲労もストレスもぶっとぶ、
あの感覚、あの一体感です。

今の仕事においても、「あの感覚」を味わいたくて仕事をしていると言っても
過言ではありません。
だから、きっと分かち合いたい気持ちが強いんでしょうね。

サッカーをしていた時の僕のポジションはミッドフィールダー。
昔で言うと、ハーフ。おしゃれに言うと、ボランチ。
攻撃も守備も参加するので運動量はハードでしたが、
得点王よりも司令塔という存在に憧れていました。


ゴールを自分が決めるよりも、決定的なパスを出すことや、
選手を「連携させること」に喜びを感じていました。

その経験で、自分や相手の特徴、役割の違いを考える癖がつき、
少し視野が広がったように思います。

選手として一番最初の失敗は、モテようとした事です(笑)
モテてるレギュラー選手の真似をしても、全く上手く行かず、
ただただ劣等感を感じるばかり。
めちゃくちゃ足が速いわけでもなく、強烈なシュートを打てるわけでもなし、
華麗なドリブルが出来るわけでもなかったですしね。

そこから考え方を変えて、自分と向き合いました。
出来ないものは出来ないが、何も出来ない事はないだろうと。

そこで分かった自分の強みは、1対1で負けないことと、パスの精度。
ひたすらそれを自主練で磨いて、ようやくゼッケンをもらえるようになりました。

とはいえ結局、練習しすぎて選手生命を絶つような右足の怪我をしてしまったのも、
過集中癖のある自分らしいといえばそう。


その怪我のせいで、中学最後の球技大会がサッカーだったのに参加出来ず。
良いところを見せようと息巻いていた分だけ悔しかったし、
プレーできる人が羨ましくて仕方なかった気持ちは今でも忘れられません。

でも、その時のクラスの仲間の行動が素晴らしかったので
その記憶は良い思い出になっています。

チームがゴールを決める度に、
「監督やったぞー!」
って駆け寄ってきてくれたんです。

こんな喜びもあるんだって教えてもらったし、
その嬉しさが今の自分に確実に繋がっていると思います。

そんな、良い思い出と挫折を与えてくれたサッカーには
感謝しかないってわけです。

だから今、経営をするにおいても、
サッカーを相当意識してやっています。

「何か勉強になる本ありますか?」と聞かれれば、迷わず、
「漫画のアオアシを読んだ方がいい」と答えるぐらいです。

FW、MF、DF、GK、そして監督やコーチ。
それぞれのポジションの中にも、選手ごとの役割や特徴があって、
ポジションを超えてどう連携、連動するか。
頭の中で模擬戦を行うのは、サッカーも経営も全く同じ。

そして今回の日本代表の目標は「優勝」だったわけですが、
どこかの国では「全て監督の責任だ」って話になっているそうですね。
そんな事を言えば、
「目標を達成出来なかった社長はクビだ」
って話になるのでしょう。
私もいつクビになるか、実に心配です。

まあ、確かに監督が代われば、チームは変わるとは思います。
ただ本質的には変わらないといけないのは選手の考え方や覚悟だと思います。

なので結果に対して問題があったのは監督だけとは全く思いません。
ただ、誰が責任を取るか論争になれば、監督しかいないよねって事かなと。

監督の大きな仕事は、
「目標を掲げること」そして、「選手をその気にさせること」

そして長期的な目線で言えば、その時、目標を達成できなかったとしても、
それにふさわしい自分やチームに近づけたかが大事なポイントになります。

一生懸命やったんだからOK。
来年は今年以上に気合を入れて頑張ろう。

なんて言っていたら、
目標は達成出来ませんし、一生成長しません。

サッカーで言うなら上手くなりたいし、勝ちたい。
仕事で言うなら人の役に立ちたいでしょう。


役に立った結果として給料がもらえて、自分も家族、仲間も潤うわけです。
もっと自分も周囲も幸せにしたい。だからもっと役に立ちたい。
それが好循環ってやつです。

その為に目標が必要不可欠。
そして、どんなに揺さぶられても信じ抜く覚悟と忍耐力とね。

ここまでやったら、こんな自分になれる
という人生のカーナビみたいなものです。

カーナビを設定して、目的地にたどり着けるかどうか不安になる人はいないでしょ?
でも、カーナビ無しだったら、何時につくか、道に迷わないか不安でしょ。
そんな感覚です。

会社が勝手に設定した数字で、自分達には関係ない


そんなふうに思っている社員も悪いし、
そう思わせている経営者も悪い。
そんな風に俯瞰しています。
(そういう会社も、社員も多いのもわかってはいますけどね。)

そしてサッカーは番狂わせが多い競技と言われています。
だから面白い。


経営も番狂わせが多い。
だから面白い。


そんな所も似ています。

チーム11人のうち、全員がその気になっているチームは強いです。
そういうチームがジャイアントキリングを起こします。

逆に、どんなに優秀なメンツを集めても優勝しないのと同じで、
どんなに優秀な社員が集まった会社が相手だとしても、
士気が低い組織なら勝負で負けることはない。
そう思っています。

会社の目標は達成していないけど、
「自分の成績は達成しているからまあいいか」
って思っている人間がいると、チームの士気はガンガン下がります。

なので、うちではそういう人間にはマネジメントを任せないし、
役割を変えるようにしています。

能力だけではなく人格
個人の成果だけではなくチームとして連携連動しているか


チームよりも自分のエゴを前面に出すような行動は、
短期的にはプラスがあっても、長期的にはマイナスにしかなりません。

そうならない為にも、
会社が掲げる目標を達成したら、こんな自分になれる。
その目標にふさわしい自分とは、こういうイメージだ。
今足りないものはこれで、それに対しての行動はこれ。
そういうロードマップを示し、都度確認し、修正しながらPDCAを回しまくります。


すると、目標は勝手に達成していきます。

まあ、個人的には目標は追うものではなく、
目標があってPDCAをちゃんと回していれば、
当たり前に達成するものってイメージです。
それは経験から完全に確信しています。

そして、個人ではそうなのですが、経営者や監督ではその母数が増えるので
よりハードモードに突入します。

人が増えれば増えるほど、個々人のコンディションや、KPI設定、PDCAが健全に回っているかも含めて、見る事が増えるからです。

だから、「経営も安定して楽でしょ?」なんて、
社長の良い所ばかり切り取ったり、SNSで見た良い暮らしや、
アホみたいに遊んでいる社長を見て思う人が多いようですが、実際は全く違います。

いつだって過去最高にしんどいが、
いつだって過去最高に面白い

かろうじて面白さがしんどさを上回っているから、
続けてやっていけているっていうのが個人的な感想です。

ま、色々言っていますが
経営者も、監督も主な仕事は結局、
「人心を掌握すること」
に尽きると思います。

掲げた目標を信じて、その気になれる社員がいる。
それが会社の強さ。


そして、そんな社員と分かち合う喜びが、
サッカーの時に感じていた「あの感覚」なんですよね。


それが最終的にはそれぞれの誇りになれば最高。

ワールドカップを見ながら、そんな事を考えたりしていました。
うーん、まだまだ話せる事あるので
来週はチーム目線、選手目線で書いてみようかな。

以上、経営で大事な事はサッカーで学んだ唐津からでした。

今日はこのへんで。
ではでは。

今週のQ&A
Q. 社長の仕事で一番難しいことは何ですか?

A. 人を「その気にさせること」です。
数字を作ることも大事、戦略を考えることも大事、仕組みを整えることも大事です。
でも結局、それを実行するのは人。
どれだけ立派な目標を掲げても、働く人がその目標を信じていなければ、会社は動きません。
だから経営者の仕事は、目標を掲げることだけではなく、
その目標に向かって進みたいと思える状態をつくることだと思います。

めちゃくちゃ大変だし、上手くいかないことだらけなのに面白い。
なぜか(笑)

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この記事を書いた人

株式会社クライフ代表の唐津です。
趣味:料理、ドライブ、読書、プロレス観戦
何事もつい本気になってしまう性分です。
座右の銘:「人生とは何を得るかではなく、何を残すかにある」
仕事でも目先の成果より、後から効いてくる価値を大切にしています。派手さよりも、愚直に日々の行動を積み重ねられる誠実な人が好きです。
人生を一生懸命生きる仲間を増やして笑顔で過ごしたい。その為にも日々を割と真剣に向き合っています。

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