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「自由と責任」について ~航海3562日目~

日曜ブログの105回目。

すっかり夏です。

夏に産まれたのに暑さが苦手です。

 

暑いと行動するのが億劫になりがちです。

でも、夏こそ動かないとバテます。

 

自分のモットーとして

 

「言いたい事を言いたい、

やりたい事をやりたい。

だから、やるべきことをしっかりやる」

 

というのがあります。

(20歳の時の日記に書いていた言葉です)

 

夏だけ大人しく言わないようにしておくというのは

暑さ以上に我慢できないので

嫌だなーと思う事もありますけど

先にやっておきますよ。

 

先憂後楽ってやつです。

 

さて本題

「自由と責任」についてです。

 

「裁量を任せるからこそ、結果にこだわれ」

「自由と責任はトレードオフだ」

 

これは、私が社員に対していつも言っている言葉です。

そして、自分自身に対しても言い続けている言葉です。

 

仕事を任せるというのは、

優しさではありません。

(もちろん、面倒臭いからでもありません)

 

創業した時の一つ目の苦労は

自分の仕事を人に任せる事でした。

 

いい加減な仕事をしていると感じると

烈火のごとく怒り狂っていました。

まるで自分の娘が、結婚した旦那さんにDVでもされているかのような

気持ちになったものです。

 

最近はそんな事はなくなったのですが

それは社員のレベル、会社としてのチームワークが上がったというよりも

自分の意識が変わった部分の方が実際は大きいと思っています。

 

どんな意識かというと

「信頼」と「覚悟」

です。

 

自分の想いを伝えた人を信じるという「信頼」

その人を一人のプロとして見るという「覚悟」です。

 

だから私は、現場の判断を尊重します。

細かく指示を出さず、自分の頭で考え、自分の足で動いてもらう。

ただし、報告のスピードと質には徹底的にこだわっています。

 

これは「任せる」という行為とセットで必要なものです。

現場で起きていること、感じたこと、迷っていること。

それを即座に、率直に、正確に伝えてもらうことで、

はじめて「任せている意味」が生まれるのです。

 

報告が遅い、曖昧、熱がない、それは信頼を失う最短ルートです。

 

「あれってどうなった?」と僕に言われたら

勝負は負けだと、社員に何度も言い続けています。

(仮想競合他社の営業マンは「ゴースト唐津」なのです。)

 

熱がない、もしくは何か気に食わない事があったらやる気を失う

という場合は、この人にとっては「本当はやりたくない仕事」だったのでしょう。

 

そんな人に仕事を任せた自分が悪かった

熱量のある他の人に任せようと切り替えます。

 

熱量がないというのは

いくら考えがしっかりしていても、能力が高くても

自分の中では評価はゼロです。

 

嫌々やっても結果が出る。

一生懸命にならずに結果を出す。

というのはプラスに見えて実は大きなマイナスなのです。

(ここ大事)

 

次に、

裁量を与えるということ。

 

「あとは好きにやってくれ」という放任ではありません。

任せた以上、結果から逃がさないということです。

成果で答えてもらう。

 

数字に繋がっていないけど、

社内での見えない価値を生み出しているというのは

残念ながら言い訳にしかなりません。

見える結果を出して初めてプロセスを誇る事が出来るのです。

 

数字で、行動で、プロセスで、「自分の判断が正しかった」

と結果で証明するのがプロなのです。

それに「言われたことで結果が出た=それが自分の手柄」では自立しないし、

成長も知れているし、本当のやりがいは感じられない事を僕は知っている。

 

思いっきり人の役に立って、

思いっきりありがとうって言われて

思いっきり自分の事を誇りに思えたら、

仕事って「飯を食うため」だけじゃなくて

人生の豊かさでもあるってわかるようになる。

それを感じて欲しいと思っているわけです。

 

その土台として、

「まず報告で勝負してこい。」

と。

 

それが私の基本スタンスであり、

責任の一丁目、一番地と考えています。

 

成長って、結局は「本気で悩んだ時間の量」なんです。

誰かに答えを与えられて動いた人間は、その瞬間は楽かもしれない。

でも、成長しない。深まらない。誇りにならない。

 

自分で判断して、失敗して、悔しくて、でもまた前に進む。

そういう人が、気づけば周りから一目置かれる人間になっている。

 

わかる人はわかりますよね?

人は、任されて初めて本気になるんです。

 

だからこそ、経営者やマネージャーに問いたい。

もちろん、自分自身も問い続けます。

 

あなたは「任せている」か?

そして「結果を問うている」か?

報告を「ただの連絡」で終わらせていないか?

 

それらが揃って初めて、人は育つ。

 

社員に本気を求めるなら、

まず自分が本気で任せること

自分自身を本気で問い詰めること

緊張感や危機感を感じるほどに。

 

その緊張感の中でしか、本当の信頼も、成長も、文化も生まれません。

 

かくいうウチの会社もまだまだ発展途上の会社。

でも、「本気で人が育つ会社にする」という気持ちは、

どこにも負けないつもりでいます。

 

急成長じゃなくていい。

着実に、でも前に進み続ける。

その先に、明るい未来があると確信しています。

 

今日、何が言いたかったかっていうと

 

どうせやるなら、

あなたに任せて良かったって言わせてみせる。

それが自分の意地とプライド」

 

ってこと。

 

 

今日はこのへんで。

ではでは。

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この記事を書いた人

株式会社クライフ代表の唐津です。
趣味:料理、ドライブ、読書、プロレス観戦
何事もつい本気になってしまう性分です。
座右の銘:「人生とは何を得るかではなく、何を残すかにある」
仕事でも目先の成果より、後から効いてくる価値を大切にしています。派手さよりも、愚直に日々の行動を積み重ねられる誠実な人が好きです。
人生を一生懸命生きる仲間を増やして笑顔で過ごしたい。その為にも日々を割と真剣に向き合っています。

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