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「ミッドライフクライシス」について

日曜ブログの167回目。

また腰をやってしまいました。
忘れた頃にやってくるのがヘルニアです、おそるべし。

暴飲暴食、ゴルフ、山登り、ランニング、オーバートレーニング、立ちっぱなしの講義。
腰痛の原因は大体これらだったのでケアしていたのですが、
今回レパートリーに「長時間運転」が追加され、今必死で腰痛クッションを探しています。

とはいえ、最近思う事があります。

良い事が良いとは限らないし、
悪い事が悪いとは限らない。

例えば、毎回私が「腰が痛い」と言うと事務所のみんなが笑顔になります。
(単純に嫌われている可能性もあります)
それと、強制的に自分と向き合う時間や読書に当てる時間がいつもより取れたりします。

それって良い事ですよね。

別に意識高いわけじゃなくジムにも行きたい。
体を鍛えたいと言うよりもメンタルを整えたいからです。
でも、行けない時間があるからこそ、行けた時の喜びを感じる事が出来るわけです。

それも良い事。

今回の腰痛もきっと、お盆明けから9月上旬まで出張が詰まっているから、
今のうちに気を付けておけよって警告なんだと思います。

これまた良い事。

当たり前の日々が、当たり前ではない事に気付く事が出来たわけで、
全然ネガティブじゃない。

あー、腰痛になって良かった(笑)

さて本題。
「ミッドライフクライシス」について。

もうアラフィフ、もう今世も折り返し、
最近「ミッドライフクライシス」という言葉について当事者として考えることがあります。

いわゆる「中年の危機」。
40代から50代ぐらいになると、「俺、このままでいいんかな?」と、
急に自分の人生について考え始めるってやつです。

目に見えて老けだしたり、卑屈になったり、鬱っぽくなったり。

なんでそんなことになるのか周りを見たり、
自分に当てはめたりしながら考えてみたのですが、いくつか種類があるようで
今回は勝手に7種類に分けてみました。

①「もう上がった人」

仕事も順調。それなりにお金もある。
家族もいる。欲しかったものも大体手に入った。
若い頃に目指していた山を登り切ってしまった。

登っている時は頂上しか見ていなかったのに、いざ着いてみたら、
「あれ?次どこ行くんやろ?」となっている状態。

②「天井が見えた人」

若い頃は何者にでもなれると思っていた。
社長になれるかもしれない。もっと稼げるかもしれない。
もっと大きな仕事ができるかもしれない。

でも40代、50代になると、良くも悪くも自分の現在地が見えてくる。
「ああ、俺はここまでなのかもしれない」

上がっても苦しい。上がれないと分かっても苦しいという状態。

③「勝ち方が通用しなくなった人」

昔は誰より働けば結果が出た。経験を積めば積むほど価値も上がった。
でも時代が変わり若い人が出てくる。新しい価値観になり、テクノロジーも変わる。

今まで自分を勝たせてくれた成功体験が、通用しない事が増える。
むしろ、その成功体験が成長を阻害している状態。

④「必要とされなくなった人」

子どもが大きくなった。部下が育った。会社も自分がいなくても回るようになった。

本来なら喜ばしいことなのに、
「あれ?俺、いらんのちゃう?」となっている状態。

⑤「身体から現実を突きつけられた人」

昔なら一晩寝れば回復した。多少無茶しても大丈夫だったはずなのに、
眠れない、食べられない、禿げる又は白髪が増える、目が見えにくくなる、太る、筋肉痛が抜けない、、、

例を挙げるほど辛くなるので、これぐらいにしときます。

⑥「やりたいことが分からなくなった人」

ずっと仕事を頑張ってきた。家族のために頑張ってきた。
やらなければならないことを、一つずつ片付けてきた。

そして少し余裕ができた時、
「ところで俺、何がしたかったんやろ?」となっている状態。

⑦「残り時間に気づいた人」

20歳の頃は、人生があと何年あるかなんて考えてなかったので「いつかやろう」で良かった。
でも40代になると、その「いつか」が無限ではないことに気づく。

親も歳を取る。自分も歳を取る。友人の病気の話なんかも聞くようになる。
人生100年時代とは言うけど、元気に好きなことができる時間はあと10年、20年しかないかも。
「いつまで続けられるのか」とか「このままでいいのか?」と悩み出す状態。

さて、色々挙げましたがどうですか?
全部ドンピシャだったらごめんなさい。

自分はどれなんだろうと考えてみました

うーむ、全部あります(笑)


ただ、同時にではなく、
気付いた順番に処理して今に至るって感じかなと。

身体の衰えなんて、嫌というほど感じていますし。
仕事だって、昔のやり方がずっと通用するなんて思っていません。
残り時間だって、昔より明らかに意識するようになりました。


自分の未来予想図では50歳は新しい章の始まりだと思っているので
焦る気持ちすらあります。

それぐらい足りない。


つまり、
全然、満たされていない(笑)

もっと会社を良くしたい。
もっと面白い仕事がしたい。
もっと知らない場所へ行きたい。
もっとお世話になった人に形で感謝を示したい。
もっと英語もペラペラになりたい。
もっと勉強したい。もっと成長したい。もっと挑戦したい。

やるべき事もあるけど、
それ以上に、やりたいことがまだまだ残っているわけです。

やりたい事を本気で並べると、
100個は余裕で超える状態の自分

そう考えると、ずいぶん満たされていない人間に見えるものの
ある意味、逆なのかもしれんなとも思う今日この頃。

明日やりたいことがある。
まだ行きたい場所がある。
できるようになりたいことがある。

おや?

自分の未来に期待出来ているっていうのは、
実ものすごく満たされている状態なんじゃないかなと思えるのです。

逆に、

もう十分。特に欲しいものもない。
やりたいこともない。今のままでいい。

一見、満たされているように見えますが、
何やら枯れたような、寂しそうにすら見えることがあります。

満たされていない人は、実は満たされている。
満たされている人は、実は満たされていない。

なんだか禅問答みたいになりました(笑)

ただ、人間ってこうですよね。

足りないから、動く。
知りたいから、勉強する。
できないから、練習する。
行ったことがないから、行ってみる。

「足るを知る」っていう言葉と対極にあるように感じるかもしれませんが
深いところでは繋がっているように思います。
この言葉は、「今あるものに感謝出来る」ということが本当の意味で
「もう成長しなくていい」「もう欲を持つな」という意味ではないからです。

幸せには「足るを知る」で、
成長には「足るを知らない」


今には十分感謝しているけど自分の可能性にはまだ満足していない
っていう感覚がナイスバランスな気がします。

わかった、
やっぱりそうだよな。

行動力の源は「満たされていない」という気持ち

なんでしょうね。

というわけで、
私はあえて満たされない方へ進みます。

居心地のいい場所に居座らない。
今に感謝はしつつ、もっと貪欲でいたい。
欲も含めて、理屈も本能もひっくるめて人間らしく生きたい。

まあ、もちろん
欲深ければ何でもいいってわけではないですけどね。

もっと金が欲しい。
もっと偉くなりたい。
もっと認められたい。
人より上に行きたい。

明らかにそれを追いかけているのは
ダサいからやりません。


「貪欲だけど、気品がある人」が自分の理想で
自分のメンターはまさにそんな人。

もっと面白い事がしたいと、いくつになって目を輝かせている。
人を蹴落とさない。
成功をひけらかさない。
誰かと比べて自分の価値を決めない。
そして、ちゃんと人に優しい。

たとえ満たされていなくても、
やりたい事があれば大丈夫。

そう思える背中をしてはりますね。

というわけで、

クライシスは乗り越えてなんぼ。
一緒に乗り越えていきましょう。

今日はこのへんで。
ではでは。

【今週のQ&A】
Q.7種類の中で一番危ないのは?

A.個人的には「勝ち方が通用しなくなった人」かなと。
過去に成功しているほど、自分のやり方を疑うのは難しいものです。
全部が通用しなくなってしまった時には全部壊さないといけなくなるので
そうなる前に、コツコツ改良を加えていくことが大事です。

進化論だって、結局は「変化に適応したものが残る」という話ですよね。
壊れてから変えるのはむちゃくちゃ痛いですが、
壊れる前に少しずつ変える痛みはそれに比べたらまだマシです。

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この記事を書いた人

株式会社クライフ代表の唐津です。
趣味:料理、ドライブ、読書、プロレス観戦
何事もつい本気になってしまう性分です。
座右の銘:「人生とは何を得るかではなく、何を残すかにある」
仕事でも目先の成果より、後から効いてくる価値を大切にしています。派手さよりも、愚直に日々の行動を積み重ねられる誠実な人が好きです。
人生を一生懸命生きる仲間を増やして笑顔で過ごしたい。その為にも日々を割と真剣に向き合っています。

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