昨日日銀が政策金利を0.75%に利上げする。かつ引き続き金利をあげていくと発表されました。
長らく続いていた低金利時代が、いよいよ転換期を迎えようとしています。
不動産オーナーとしてこの変化にどう向き合うべきか。ポイントは“恐れる”のではなく、“見直す”ことにあります。
まず大きな影響があるのは、借入コストの上昇です。特に変動金利でローンを組んでいる方は、返済額が増える可能性があります。
月々のキャッシュフローに余裕があるうちに、固定金利への借り換えや繰り上げ返済など、今後のリスクに備えたシミュレーションをしておくのがおすすめです。
次に考えたいのが、不動産市場全体への影響です。金利が上がると、住宅ローンの負担が増すため、購入希望者が減少し、不動産価格が横ばいもしくは下落に転じる可能性も。
「売却」「保有」「買い増し」のいずれを選ぶにせよ、今後は“資産価値が落ちにくい物件”を選ぶ目利き力が問われる時代です。
そして何より大切なのが、安定した賃貸経営です。空室やトラブルによって家賃収入が不安定になると、金利上昇の影響をより強く受けてしまいます。
だからこそ、原状回復の質やタイミング、入居者との関係づくり、設備メンテナンス、長期的な資産活用の視点が今後ますます重要になります。
金利が上がるのは、ある意味で「見直しのタイミング」です。
オーナーとして、目先の利益に一喜一憂するのではなく、5年後、10年後の自分のスタンスを決める“分岐点”に立っているのかもしれません。
焦らず、でも確実に備えること、考えることをやめないことが大切なのです!!