管理戸数3062戸
入居率98.16%

よりアナログへ ~航海3680日目~

先日、不動産実務におけるAI活用とサイバーセキュリティ勉強会に行ってきました。

「AIが仕事を奪う」「ハイテクの時代だ」そんなフレーズをよく耳にするようになりました。
でも僕はむしろ、より「アナログ」時代になると思っています。

たとえば賃貸管理の現場。
水道メーターの検針票、メール、協力業者さんへの依頼のやりとり、工事進捗確認…。

本当なら「人にしかできないこと」に時間を割きたいのに、目の前には“やらないと終わらない業務”があるのは事実です。

そこで、AIの出番です。

書類の自動仕分けや、契約書のチェック、問合せメールの一次回答、タスク進捗の見える化など。今やツール次第で、事務作業の多くを「半分自動」にできる時代になっています。最近では、入居者対応チャットにAIが導入されている例もあり、営業時間外のクレーム初動にも効果を発揮しています。

でもここで大切なのは、「AIにすべて任せること」ではなく、「AIに任せる部分を、どう選ぶか」。

たとえば、“毎月必ずやる処理”はAIに任せてもいい。
でも、“この入居者さんにはどう伝えたら傷つかないか”という配慮や、“このオーナー様の価値観を踏まえた提案”は、人にしかできません。AIは「情報を処理すること」は得意ですが、「温度を伝えること」はまだまだ苦手。だからこそ、“AIは道具であって、パートナーではない”という意識が必要なんです。

僕自身、最近はGPTを使って、「1時間かかっていた作業が15分で終わった」こともありました。でもその分、オーナー様と向き合う時間が増えたり、仲間の困りごとに気づける余白ができたり。「AIに任せたからこそ、人と向き合える時間が増えた」という実感があります。

これからの賃貸管理は、「情報を捌く仕事」から「信頼を積み上げる仕事」に進化していく。
AIはそれを後押ししてくれる、心強い“アイテム”です。

人にしかできない仕事に集中するために。よりアナログへ原点回帰していく。

いかに自分たちに付加価値を見出せるか、他社との違いはなんなのか、凡事徹底、僕らはもっと成長できるんだとセミナーに入って感じました。

そして、尋常ではない速さで進化していきます。アンテナの感度をビンビンに保ちたいと思います。

では!

 

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この記事を書いた人

株式会社クライフの濱口です。
趣味:釣り、音楽
若い頃は「東京ドームで5万人を沸かせるんだ!」とバンド活動に燃えていましたが、今では家族5人の父として奮闘し、なんとか釣りに行けないかと時間を探しています。
座右の銘:「足るを知る」
現状に満足して傲慢になったり成長を止めたりする意味ではなく、与えられた環境の中で最善を尽くし、不足を嘆くのではなく感謝する心を持つことで自ずと豊かさと幸せが寄ってくると信じています!

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