相続トラブルの原因としてよく挙がるのが、親の介護をめぐる不満です。
「自分は長年介護をしてきたのに、他の兄弟と平等に分けられるのは納得いかない」
そんな声が後を絶ちません。民法には「寄与分」という制度がありますが、家庭内での介護が評価されるのは簡単ではなく、現実には不満が残りがちです。
相続で財産をどのように分けるのか考える際に忘れられがちなのが、「公平になっているのかどうか」という視点です。公平とは、それぞれの事情や努力に応じて納得できるように分けることを指します。それは平等(等分に分けること)とは違うものなのです。
介護のような見えづらい負担がある場合は、なおさら「公平」の視点が大切です。遺産を公平に分けるために、相続人同士が譲り合えるのが一番理想的な形ですが、それは現実的ではありません。
だからこそ、生前に「公平な分け方」をよく考え、それを遺言書でしっかり形に残しておくことが重要です。
とはいえ、“公平な相続”は簡単なようで意外と難しいものです。公平な分け方になっているかどうか、少しでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
