「家を継ぐのは長男」。そうした考えが当たり前である家がまだまだ現役で多くありますね。
ですが今では、家族がもめてしまう原因になってしまっていることが多々あります。
ある長男さんのお話です。昔からご両親に、長男が財産を引き継いで家を守っていくんだと言い聞かされて育ってきました。そのため、ご両親の介護の負担も引き受け、当然、弟や妹たちも承知しているものだと思っていました。
しかし、お父様が亡くなったあと、状況は一変します。弟さんと妹さんから「自分たちにも相続の取り分があるはずだ」と、平等な遺産の分け方を求められたのです。長男さんは驚き、戸惑い、そして困ってしまいました。まさかこんな事態になるとは予想しておらず、遺言書の用意もしておりません。話し合いは進まず、最終的に裁判となった結果、兄弟で平等に分けるようにという判決が下され、残念ながら兄弟の仲も財産もバラバラになってしまいました。
人の心の中は、誰にも分かりません。納得している、分かってくれている、と思っていても、本当はどう思っているのかは、相続が発生した瞬間まで分からないのです。だからこそ、大切なのは
想いをしっかり言葉で伝えること、そして、できれば「遺言書」などで形に残すことです。
話しづらいことではありますが、家族の将来のために、元気なうちに少しずつ準備をしていきましょう!
