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「チキンライスを作る理由」について

日曜ブログの136回。

クリスマスはいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は通常運転で仕事していましたが、

街でケーキやプレゼントを抱えたお父サンタ、お母サンタを街で見かけては

なんだかホッコリした気持ちになっていました。

一方で、夜に祇園までお姉サンタに会いに行くという人の話も耳にしましたが、

会えるのはサンタではありません。

きっとそれは「サタン」です。(まあいいけど)

もとい。

子育て期間って、思っている以上に短いものです。

高校生にもなれば、親の言うことなんてまず聞きません。

本当に、あっという間に大人になります。

子供はいくつになっても子供でかわいいと言う人もいますが

それはその人によると思います(笑)

ただ小さいうちはほとんどの子供はかわいいはずなので

私のように後悔しないよう、ぜひ満喫してもらいたいものです。

さて本題。

「チキンライスを作る理由」について。

好きなクリスマスソングがあります。

それは槇原敬之さんの「チキンライス」です。

歌詞に、ああ分かるなあと頷くことが多い曲です。

(ぼーっと1人で聞いたら泣きそうになります)

子どもの頃、我が家は頻繁に外食に行ける家庭ではありませんでした。

一ヶ月に一度、いや数ヶ月に一度。

たまの外食は特別なイベントでした。

フォルクスというステーキレストランでは、

私はいつも「ヤングステーキ」。

本当は分厚い「ワゴンステーキ」なるものを食べたかったけれど、

2000円くらいしていたので、親を困らせる気がして頼めませんでした。

その代わり、サラダバーを何度も往復していた記憶があります。

回転寿司のアトムボーイでは、メインは玉子とイカ。

一番安い100円のお皿です。

マグロや鯛も食べたかったけど、300円のお皿はなかなか手が出ませんでした。

誤解のないように言っておくと、

親に「我慢しろ」と言われたことは一度もありません。

「好きなものを食べろ」と言ってくれていました。

ただ自分が勝手に気を使っていただけです。

でも、不思議と辛い記憶ではありません。

普段はパンの耳でおやつを作るような工夫をしながら暮らしている中で、

子どものために外食に連れて行ってくれる。

それだけで十分嬉しかったのだと思います。

だから大人になった今でも、

あれが美味しいとかこれが美味しいよりも

「誰と一緒か」の方が大事って価値観になっているのかなと思います。

自分が親になってみて、子どもたちにも「有難さ」を感じてほしくて、

「いくらを食べる時は、お父さんに許可を取りなさい」

というルールを作ったことがあります。

・・・が、全く功を奏さず、

あげくには許可なくパフェまで頼んでしまう始末。

節約のためでも、ケチで言っていたのではないのですけど

まあ今は、気兼ねなく好きなものを食べられる時代ですからね。

不景気と言われながらも、外食は日常になり、

寿司もステーキも焼肉も、特別な食事ではなくなりました。

それは、きっと良いことなのでしょう。

ただ同時に、あの頃の「うわー!」という高揚感や、

「連れてきてくれてありがとう」という気持ちは、

少し薄れている気もします。

「何でもできる」は

「何をやっても、そんなに感動しない」と同様に

「何でも食べられる」は

「何を食べても、そんなに感動しない」のです。

ははーん。

わかった。

「恵まれすぎていることは、実は、恵まれていない」

って事なんですね。

あることが当たり前になると、

ありがたさは消えていきます。

ないことが当たり前だと、

多くのことが有難く感じられます。

幸せのアンテナは、後者の方が高性能。

と言う事で

私は間違いなく最高の環境で育ててもらったのです。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」

この言葉には、私は肯定派です。

ただし、

「いつからでも人は遅くない」

には、あまり賛同できません。

今年のうちの会社のユニフォームに、

こんな言葉を入れました

Never miss an opportunity to be fabulous

意味:輝ける時を、見逃すな。

成功者がよく言う「運が8割」という言葉があり私もそうだと思います

そして運を掴むために大事なのは、

人生のチャンスタイムに、どれだけベット出来るかにあります。

入社、昇進、抜擢、転職、結婚。

まだレッテルが貼られていない新しい局面。

その時に、どれだけ我慢できるか、

どれだけ時間と労力を注げるか。

結局、運を掴んでいる人は、

そのチャンスタイムにフルベットしています。

そして言わずもがな、チャンスタイムにフルベットしている時と言うのはしんどいです。

そらしんどいです。

何で自分だけしんどい思いをしているんだとしか思えないし

周りを見ればそんな苦労している人なんていないように見えますから。

(そんな時は楽してる人にしか目がいかないものです)

でも「何で自分だけ」と思っていた時は今振り返ってみたら

チャンスタイムだったと思います。

しんどいので、やればいいとわかっていても出来ない人がほとんどなのですが

自分としては出来るパターンと出来ないパターンが二つに分かれると思っています。

しんどいけど、楽しい(出来る)

しんどいし、苦しい(出来ない)

そして

何もない時の苦労って、そこまで苦しくありません。

逆にある時の苦労は、何倍も苦しく感じます。

「楽しくなければ仕事じゃない」

この言葉の本当の意味は「楽しい仕事を選ぶこと」じゃないのです。

「目の前の仕事を意地でも楽しくするのが仕事」って意味だと思うのです。

当然、楽しいものに昇華させるにはカロリーも時間もかかります。

ただ、それが出来るようになれば、かなり長持ちすることを知って欲しい。

お金があったり、不動産があったり、家族があったり、友達があったり、

趣味があったりと実際、守るものが多い状態、守るものが増えている状態から

何者かになろうとするのは正直難しいのです。

なぜならば何かを得ようとすることは何かを足す前に

何かを減らす作業が必要だからです。

だから若いうち(何もないとき)にしんどい思いした方が

いいよと思うのです。

まあそんなこんなで

何者でもない自分を受け入れ、

20代でブラックな働き方に没頭できたこと。

いや、ブラックとも思わず働けたこと

それらすべて、チキンライス的経験が土台になっています。

失敗しても、

「チャンスがあるだけ有難い」

「そもそも何もなかったんだから、ゼロからやり直せばいい」

そう思えたからです。

もう一つ、

運と同じくらい大事だと思うものがあります。

それは「忍耐力」です

そしてそれを身に付けるために

個人的に超おすすめなのは

「目の上のタンコブ」を作ることです。

一般的にイメージする「辛い時に耐える忍耐力」はあって当たり前で

「調子に乗らない忍耐力」というのが局面においてとても大事になってきます。

若い頃、調子に乗り切らなかったのは、

うっとおしい存在、ハッキリ言えば邪魔な存在がいたからです。

メンターなんて綺麗な言葉ではありません(笑)

でも、そのタンコブのおかげで、

「何でも思い通り」という状態にならずに済みました。

経営者、とくに創業者は、やりたい放題になりがちです。

それが平常化すると、調子に乗ります、そして忍耐力を失います。

だから私は思います。

お金を払ってでも、タンコブはあった方がいい。

「だから出来ない」ではなく、「それでも出来る」自分でいようとする過程に

成長があると思うからです。

うんうん、そうだ。

きっとわかる人にはわかるはず。

何が言いたかったかっていうと

「たとえ運があっても忍耐力が無ければ続けられないし

忍耐力を身に付けたいなら思うようにいかない現実を楽しめるような自分になれ」

ってこと。

だからこそ今

あの頃、ヤングステーキを選んだ自分も、

玉子のお寿司を食べていた自分も、

間違っていなかったなと全肯定しますよ。

ほんのわずかな事でも我慢できたことも、

楽しめる工夫ができたことも、

すべてが今につながっていたなと。

だから今も「チキンライス」を作って

クリスマスに食べるようにしているわけです。

これが自分の根っこだなと思います。

ん?

おっと今気付きましたが、

これが今年の最後のブログですね。

ご愛読?いただきありがとうございました。

2026年はメンバーも増える予定ですし、

拠点も増やそうかなとか色々画策していますが、

箸が転がっても笑える今の雰囲気と社風そのままに

足元を大事に邁進していきたいと思います。

今年はこのへんで。

ではでは。

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この記事を書いた人

株式会社クライフ代表の唐津です。
趣味:料理、ドライブ、読書、プロレス観戦
何事もつい本気になってしまう性分です。
座右の銘:「人生とは何を得るかではなく、何を残すかにある」
仕事でも目先の成果より、後から効いてくる価値を大切にしています。派手さよりも、愚直に日々の行動を積み重ねられる誠実な人が好きです。
人生を一生懸命生きる仲間を増やして笑顔で過ごしたい。その為にも日々を割と真剣に向き合っています。

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